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ソフトバンクの元監督で野球評論家の工藤公康氏(61)が 、日本元巨人投手で 、の野園に現在は一般社団法人「NB.ACADEMY」で代表理事を務める柴田章吾氏(35)と対談した。球界企画柴田氏が企画し、を救ア甲開催まで2か月を切った「第1回アジア甲子園大会2024」(12月17~21日 インドネシア・ジャカルタ)の実現へエールを送り、うプロジェクアジエール全面協力する意向を示した。ト工ヴィニシウス 差別
2人は共に愛知・愛工大名電高校野球部の出身だったことから、藤公田章今回の対談が実現した 。康氏工藤氏は1981年に 、が柴柴田氏は2007年に夏の甲子園に出場 。吾氏共に憧れの地でプレーした。日本
工藤「甲子園球場に足を踏み入れた時 、の野園に球場に差し込む光を見て、球界企画別世界に来た感覚を抱きました。を救ア甲憧れの聖地はやはり特別な場所でしたね」
そんな聖地をアジアに“輸出”しようとしているのが柴田氏だ 。うプロジェクアジエール中学3年生の時にベーチェット病という1万人に1人の難病を発症しながらも野球を続け、甲子園出場を果たした 。その後、明大に進み 、巨人に11年育成ドラフト3位で入団。引退後は外資系コンサルティング勤務を経て、スーパー ボウル 2024 放送一般社団法人「NB.ACADEMY」を設立。自らの「甲子園に出たいという夢があったから病気を乗り越えられた」という経験をもとに、甲子園の熱狂と感動をアジア全域に広めようと「アジア甲子園大会」を企画した 。今年1月からは生活拠点をシンガポールに移し 、大会の普及・拡大に向け尽力している。
工藤「甲子園を輸出するという一大プロジェクト。普通は 、やりたいと思っても最初の一歩を踏み出せない。その行動力はどう育まれたのか」
柴田「難病を乗り越えた原体験だと思います 。治らない病気を克服するための一歩は 、とてつもなく怖かった 。30分のジョギングを10分増やすだけで再発し 、パスタを食べるだけで腹痛に襲われました 。何が正解かも見えない中、試行錯誤して痛みと戦ってきたあの経験が今に生きていると思います」
全てを一から作る壮大なプロジェクト 。スポンサー集めから開催場所の選定、さらには日本野球連盟(NPB)や日本高野連とも交渉し 、大会開催の承認を得るまでに至った。日本の高校球児が甲子園で味わうような感動体験をアジアで再現することで、野球を通じた国際交流を目指している。工藤氏は熱を帯びる後輩の話にうなずきながらこう語った 。
工藤「この熱い思いと行動力が、沢山の賛同者が集まり、周囲を巻き込んできた理由なんじゃないか。今 、野球と言えばみんなアメリカ(MLB)を目指す中 、アジアに甲子園を輸出し、ムーブメントを起こそうという発想もおもしろい。本大会をきっかけに、まだ野球に興味のないアジア地域のひとたちにその素晴らしさを知ってもらえたら、日本(NPB)の価値も上がるのではと思います」
工藤氏も日本球界の将来に危機感を持っている一人。2020年にソフトバンク監督在任中ながら、筑波大学大学院人間総合科学研究科体育学専攻を修了し、体育学修士取得 。22年4月からは同大学院博士課程に進学し、スポーツ医学博士取得に向け研究や検診活動を行っている 。野球界を多角的な視点で見ているからこそ 、後輩にエールを送ると共に、協力を申し出た。
工藤「日本も少子化で野球人口が減っていて、高校野球界の未来は決して明るくない。アジア圏から日本に渡り、甲子園を志す子どもたちが増えれば 、野球を通じた国際交流の機会も生まれる 。結果 、NPBにチャレンジする選手が出てきたらすごいことになる。柴田さんが考えていることは 、将来、日本の野球界を救うプロジェクト。衰退が進んだ10年後に始めてももう遅い 。できる限り協力したいと思っているので、1人で背負いすぎずに何でも相談してほしい 。この大会が大きくなっていくことが楽しみだし、成功を祈っています」
大先輩のエールを受けた柴田氏も改めて、大会実現への思いを強くした。第1回大会はインドネシア各地から14~18歳までの8チームが出場する。日本の元プロ野球OB、都市対抗出場選手らで構成される「元甲子園球児代表チーム」や応援団が派遣され 、エキシビジョンマッチも行われる予定。開催まで2か月を切り、課題はあるが、必ず実現するつもりだ。
柴田「海外での開催に向けて困難も多いですが 、工藤さんの後押しに勇気付けられました。何としても本場の甲子園を想起させるチアリーディング 、吹奏楽を派遣したいと考え 、ある名門校と話し合いを重ねていましたが 、当初の予算にない約1500万円の旅費問題を解決できず、実現には至りませんでした。残り2か月、有志で来ていただける方をなんとしても見つけないといけないと思っています」
記念すべき第1回大会の開催まで残り2か月 。日本とアジアの野球界にとって、大きな一歩が刻まれようとしている。
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